「音楽を聴きながら仕事ができる」

 はじめまして。くまのりです。

 大学生だった、双極性障害(躁うつ病)を自覚し始めたあの頃から。作業中に音楽を聴くことが増えた気がする。

 荒れた時。躁状態はブレイクコアやサイケデリックな、はげしい音楽を聴くと気分が落ち着いた。

 沈んだ時。うつ状態はJPOP、子供のころから慣れ親しんだアニソンを聴いて落ち込む気分を盛り上げていた。

 結構大変なのである。

 躁状態の時は気分が高揚せずにはいられない。イライラして、めらめらして、むらむらしている。もどかしい気分が頭蓋骨の中でみちみちに詰まっている。

 ちょっと欲しいなあ、とか。美味しいものを食べたいなあ、みたいな小さな衝動。躁状態だとそんな小さな衝動が大きく膨れ上がる。自分は躁状態の時にお金使いがちょっとばかり荒くなる。実は今でもその傾向が残っていたり。

 リアンの職場は仕事中にイヤホンで音楽を聴くことができる。それが本当に助けられている。


 中学生や高校生の頃は勉強中に音楽を聴いていなかった。集中力が途切れるような先入観があった。でも大学生や社会人になってから、作業中に音楽を聴ける環境と巡り会えた。社会は決まり事が多いと思っていたけど、音楽を聴きながら仕事に打ち込める職場は意外にも身近にあった。

好調なら周りの音なんて気にならない。でも躁状態だと人の声や小さな作業音が気になったりする。ストレスが溜まると躁うつの波が大きくなってしまうので、作業用BGMを聴いて周りの音を打ち消している。

「こうすればストレスを軽減できる」「こうすれば症状を抑えることができる」「人に迷惑をかけない」という要望が通るので、リアンはとてもいい職場だと思う。

 とりあえず。音漏れしないように注意しよう。

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