病気と障がいと向きあった“今” 前編

私は身体障害1種2級の手帳を持っている車いすユーザーです。

病気をするまでは休み知らずと言われるほど動くこと・働くことが好きでした。
学生時代はアルバイトに部活動、社会人になってからは、誰かのためになることをしたいと思い看護師として働きました。
そんな中、病気が見つかり私の日常が変化しました。
手術を受け、長期の入院生活を繰り返すようになり、さらに20代で癌を患いました。
様々な治療の副作用などにより、かなえた夢である【看護師】という仕事も続けられなくなり退職しました。

寝たきり生活を送る日々が続き、無理ができなくなっていた私でしたが「看護師じゃなくてもいいから仕事がしたい!」自分が病気や障害を経験したからこそ「自分のためにも誰かのためにもなる何かがしたい!!」という気持ちは日に日に大きくなりました。

しかし、どれだけ体調管理を頑張っていても、いつどうなるか分からない爆弾を抱える体に、車いすがなければ動けない自分。
他に特別なスキルもないのに、仕事に就くのは到底無理だと思っていた時にNPO法人リアンに出会いました。

すぐにリアンについて調べました。
病気や障害について理解があり特別なスキルや資格がなくても無理なく自分のペースで働きながら自分に合った仕事を見つけられること。
仕事だけではなく日常生活についても相談ができること。
また職場の雰囲気も良く、お話を聞きに行った際に(見学)こんな自分でも受け入れてもらえるということがとても嬉しかったです。

                                          → つづく

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